ENIAC

AIの応用に関する用語

AIの起源をたどる『ダートマス会議』

ダートマス会議は、1956年にアメリカ合衆国のニューハンプシャー州ダートマス大学で開催された画期的な会議です。コンピュータ科学分野における人工知能(AI)の誕生の地とされています。 この会議は、ジョン・マッカーシー、マービン・ミンスキー、クロード・シャノンなどの先駆的な研究者によって組織されました。彼らの目的は、機械に人間の知能を付与する可能性を探ることでした。会議では、「人工知能」という用語が初めて使用され、AIの研究と開発における重要な概念が確立されました。
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世界最初の大型コンピュータ『エニアック』の基礎知識

-『エニアック』って一体何?- 『エニアック』とは、世界初の本格的な電子式デジタルコンピュータです。1946年にアメリカ陸軍弾道研究所で完成し、1955年まで使用されていました。総重量は約30トン、部屋全体を覆うほどの巨大な機械でした。真空管を18,000本以上使用し、消費電力は150キロワットにも達しました。 『エニアック』は、第二次世界大戦中の弾道計算を目的に開発されました。従来の人間の計算では時間と労力がかかるこの作業を、自動化することで大きく効率化することを目的としていました。その処理速度は毎秒約5,000回の演算で、当時の基準では驚異的な速さでした。