「無色の緑の考え」って一体なに?
文法的には問題ないのに、意味が理解できない文章を「無色の緑の考え」と呼びます。一見、理解できそうな文に見えますが、よく考えてみると意味がまったく取れません。
日本語の文法では、すべての単語に意味があり、それらが正しく組み合わされて文を作ります。しかし、文法的に正しくても、単語の組み合わせが突飛で意味を成さないと、「無色の緑の考え」が生じます。
例えば、「緑色の無色」は文法的に正しくても、無色は色がないことを意味するため、緑色と矛盾します。この種の文章は、一見すると論理的に聞こえますが、よく考えてみると意味不明です。