ネオコグニトロン

機械学習に関する用語

ネオコグニトロン:CNNの源流にあるAIの用語

ネオコグニトロンとは、深層学習の分野で画期的な手法として知られる畳み込みニューラルネットワーク(CNN)の源流となったAI用語です。富士通研究所の福島邦彦博士によって1980年に開発されたこのモデルは、コンピュータに人間の視覚システムと同様の画像認識能力を付与することを目指しました。ネオコグニトロンは、層状構造を持つネットワークで、各層では画像の特定の特徴を抽出します。畳み込み層と呼ばれる層では、カーネルと呼ばれる小さなフィルターを画像に適用し、特徴を抽出します。プール層と呼ばれる層では、これらの特徴を縮小し、変換不変な形式にします。ネオコグニトロンは、当時としては画期的なモデルであり、画像認識の分野の基礎を築きました。